こんにちはholloです。
買ってしまいました。アークテリクスのマンティス26。
以前マンティス26については偽物に関する記事を書いてみましたが、今回はしっかり正規品を購入し、実際のものを見てのレビューとなります。購入を検討している方の参考となれば幸いです。
マンティス26というバックパック
まずは簡単にマンティス26というバックパックの大まかなスペックなどに説明していきたいと思います。
マンティス26とはカナダ発のアウトドアブランド「ARC’TERYX」からリリースされているバックパックです。ARC’TERYXというブランド名は私のブログの中でも何度か登場していますね。ソリッドな見た目と高い機能性でミニマリストやインフルエンサーの中でも特に人気のブランドです。
アークテリクスには他にも「マンティス」という名前のつくカバンは他にもあります。以前レビュー記事を書いたマンティス2もその一つです。今回紹介するリュック型ではなく、もっと小型のショルダータイプの鞄が欲しい方はこちらがおすすめです。
さて、話を戻しましょう。今回購入したマンティス26は日帰りの簡易的なハイキングだけでなく、街での日常使いまで幅広く使うことが想定された汎用型のバックパックになります。
マンティス26のスペックは以下の通り。
- 高さ:約47cm 幅:約28cm
- マチ:約14cm 重さ:865g
マンティスシリーズにはもう一つマンティス32というものの発売されていて、「26」との違いはその収納力の差にあります。今回私は通勤や日常でのタウンユースを想定していたのでミドルサイズの「26」を選びましたが、より大きいサイズのバックパックを求める方は「32」の方も選択肢に入れてもいいと思います。
参考までにマンティス32のスペックについても以下に掲載しておきます。
- 高さ:約53cm 幅:約32cm
- マチ:約30cm 重さ:1,001g
マンティス26の見た目
では、次に外観を見ていきましょう。
アークテリクスというと、その洗練されたミニマルなデザインが人気です。アウトドアブランドながら「JIL SANDER」とのコラボなんかもリリースしたりしているあたりが、そのデザインが洗練されている証明になっているかと思います。
マンティス26もその系譜をしっかりと受け継いでおり、フロントにはシルバーでロゴのみ刺繍されているのみのミニマルでソリッドなデザインです。アウトドアブランドだと、山での視認度を上げるためのビビッドなカラーリングや、反射材のようなものが取り付けられていたりしますが、ARC’TERYXはその真逆をいきます。
まずは正面から。今回私が購入したカラーはブラックです。アークテリクスと言えば、やはり黒!ですね。ナイロンの少し光沢があるカラーリングが引き締まっていてかっこいいです。
バックパックの顔とも言えるフロント部分には始祖鳥のロゴと「ARC’TERYX」の文字のみが刺繍されています。アウトドアブランドのバックパックによくあるコードなどの装飾などもほとんどなく、そのシンプルさが際立つデザインです。その反面、シルバーの糸で刺繍された主張しすぎないながらも存在感のある見た目がカッコよく、所有欲を満たしてくれます。
次は横から。両サイドにボトルホルダーがついていて、また、バッグの横から正面にかけて斜めに入り込んだジップもデザインのアクセントになっています。ミニマルながら機能とデザインを両立させたデザインと言えると思います。
入り口部分はゴムが入っていて、ペットボトルをホールドしてくれるので、多少動いても落ちることはありません。
背中部分。背中にあたる部分はメッシュ素材のクッションとなっており、背中の群れを軽減してくれます。また、ショルダーベルトも少し特徴的な形状をしています。緩やかな曲線を描いていて、肩から胸への膨らみに沿うようになっています。背負った時に体にかかる負担を軽減してくれる細かな工夫が見え好印象です。
ウエストベルト部分に始祖鳥のロゴがあしらわれているのも◎。細かい部分にまでこだわっていることが分かります。大きい部分のデザインはシンプルに、でも細かいポイントではしっかりデザインを入れるという絶妙なバランスがARC’TERYXは上手だなあと感じます。
マンティス26の収納
お次はバックパックで最も肝心な収納について見ていきましょう。
内側はライトグレーの生地のため視認度が高く、多少暗い場所にいても中に入っている物が取り出しやすいようになっています。現在使っているace.の「ラパックAir V2」は内側が黒く、底に入っている黒のペンケースなどが見えにくいため、この配慮は地味にありがたい。
ポケットは全部で以下の4つあります。
- メインポケット
- フロント面上部にある浅型ポケット
- フロントサイドにあるポケット×2ヶ所
チャックを全開まで開くと、一番大きいメインポケットがガバッと内側のスペースがほぼ全て見渡せるほど開きます。最大まで開けばメイン部分がほぼ全て露わになるので、自宅や旅行先などで荷物を整理するときなども簡単にできます。また、PCスリーブもついているので、13インチのMacBookAirも問題なく入れることができます。ただし、PCポケットは幅が約24.5cmしかないため、15インチ以上のPCだと納まらない可能性があるので注意です。
フロント上部には浅型のポケットがあり、開けてみると、簡単なオーガナイザーがついているので、ペンなどの収納が可能です。また、キーフックもついているので、小さな鍵が鞄の中でどこに行ったのかわからなくなることもありません。オレンジのコードで見やすいのもいいですね。
また、この浅型ポケットですが開放域が結構広く、メインポケット同様にガバッと開くのも良いです。メインポケットには入らない細々した小物を入れることが想定されるポケットですが、ガバッと開くとポケット全体を見渡すことができ、どこに何があるのか瞬時に分かるのが使っていて気持ちいいです。
そして、フロント部分両サイドに横から物を収納することができる大小それぞれ大きさの違うポケットがついています。向かって左側には大きめのポケットが、右側には少し小さめのポケットがそれぞれついています。
ちなみにこのサイドのポケットは内側で繋がっていない(一枚の生地で仕切られている)ので、それぞれに分けて収納が可能です。入れたいものの大きさによって使い分けることができます。
以上、このように4つのポケットがあり、それぞれに空間の大きさが異なるため、入れる物の大きさによって使い分けることができます。普段使いのバックパックとしては十分過ぎるほどの収納力があると思います。
マンティス26のイマイチなところ
では、最後はマンティス26のイマイチだと感じたポイントについても触れていきたいと思います。
まず1点目は防水性です。リュックでは一般的なナイロン生地なのですが、少しそれが頼りない感があるかなー…と言うのが正直な印象です。
私は普段、出勤に自転車を使っているのですが、急な雨や雪などのことを考えると、マンティス26の生地感では雨の侵入を許してしまうと思います。軽い雨であれば弾いてくれると思いますが、ざっと本降りになると間違いなく浸水すると思います。ジップも止水ジップは採用されていませんし。
とはいえ、傘をささなくても問題ない程度の小雨であればナイロン生地の特性で弾いてくれるので完全に防げないわけではありません。
2点目は自立してくれないところ。大きなマイナスポイントではないのですが、良くも悪くもナイロンが柔らかいので単独では自立してくれません。横に置いて奥には縦置きではなく横に寝かせる必要があります。どこかに座った際には、マンティスをどこかに立てかけておく必要がありますので、その点は少しだけマイナスポイントです。
【余談】
ちなみに自立しないカバンには、「Clipa」と言う製品がおすすめです。リング型のバックハンガーで、これ自体をカバンに引っ掛けておくことができるので、使い勝手が良く便利です。15kgまで支えることができるので、一般的なカバンであれば余裕で支えてくれます。デザインもミニマルでカバンのデザインを邪魔しないので非常におすすめです!
総評
最後に個人的なまとめの評価をしていきたいと思います。
個人的な感想としては、
ファッションとしてはかなりあり!
でも機能性(収納力や防水性)重視で考えている人は一考の余地ありかも、という感じです。
まずファッション性ですが、これは写真を見てもらえれば分かるように、リュック自体の見た目はかなり洗練された見た目となっています。無駄などは一切なく、どんなスタイルの服装にも合わせることが可能です。カラーをブラックにすれば、スーツにも合わせることができると思います。
また、近年ファッションが好きな人たちの中で人気が高まってきている「ARC’TERYX」のロゴと文字は、知る人ぞ知るブランドという感じでかっこいいです。アウトドアブランドだとノースフェイスのリュックを背負っている人が多いですが、その中でアークテリクスのリュックを背負っていれば他との差別化もできます。
ただ、機能性としては少しだけ物足りないと感じる部分もあるのが正直な感想です。
完全防水ではないことや、リュック単独では自立しないことを考えると、他にもっと機能性の高いリュックは候補に上がってくると思います。ただ、収納力に関しては他のバックパックにも引けを取らない能力はあると思います。
結果、ファッション性の高さ+ある程度(タウンユースなどでの日常使い)の機能性を考えている人たちにはバッチリ、ポイントに刺さるリュックだと思いました。タウンユースでの利用を考えている人なら候補に入れてみても良いのではないでしょうか。
終わりに
いかがでしたでしょうか。アークテリクスのマンティス26。
現在ではフロントのロゴ部分に「ARC’TERYX」という文字が消えたモデルが販売しているようです。
素材や形など、大きな違いは今回紹介したものと変わらないみたいですので、今回の記事を読んで気になった方は是非チェックしてみてください。
また、今回紹介したモデルについても、まだメルカリやヤフオク、楽天市場での中古販売などはしているので、こだわりのある方は探してみてもいいかもしれません。
【追記(12/11)】:2022年に新型が出たようです。ロゴの色やフロントのジップなど、いくつか細かく変更点があるようです。また、ショルダーパッドも少し変更しているかな、という印象を受けました。新型は新型でかっこいいなと思いました!
ARC`TERYXの別なバックパックのレビュー、比較なども記事にしてあります。興味がありましたら、こちらもお読みいただけると嬉しいです!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。次回の記事でもよろしくお願いします!
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